ラシックスの副作用は危険?飲む前に知っておきたい注意点

ラシックスの副作用は危険?飲む前に知っておきたい注意点

ラシックスは病気によるむくみ、または女性特有のむくみ解消に効果的な利尿薬です。

ただ、服用している女性の中にはダイエット目的で常用しているというケースも。

確かにむくみ(水分)が解消されればその分体は軽くなります。特に美容に気を遣っている女性の目には魅力的に映るものでしょう。

しかしラシックスは医薬品である以上、副作用は避けられません
知らないまま服用してしまうと重篤な症状が現れてしまう恐れだってあるのです。

この記事では

・ラシックスの副作用
・ラシックスと一緒に服用してはいけない薬
・ラシックスの服用を避けるべき人

など、リスクを中心に解説していきます。
重要な要素ばかりをまとめているので、現在服用中だという方も目を通してみましょう

ラシックスの副作用について

ラシックスの副作用について
ラシックスは利尿剤、そして降圧剤としての作用を持っています。詳細は「ラシックスは利尿剤?効果について詳しく解説します」をご覧ください。

むくみや高血圧の治療薬として処方されるラシックスですが、その効果によって起こる副作用にも目を向けなければいけません。

発現率が高いラシックスの副作用
頭痛、倦怠感、吐き気(嘔吐)、貧血、食欲不振など

これらの症状はラシックスを服用した人によく現れるものです。
効果の消失と共に副作用も消えていきますが、重大な副作用の初期症状である可能性もあります

重大な副作用 主な症状
アナフィラキシーショック 意識低下、息切れ(息苦しい)、倦怠感、動悸、じんましん、判断力の低下、体の火照り、眼球や口唇の腫れ など
再生不良性貧血 めまい、歯茎からの出血、動悸、息切れ など
無顆粒球症 喉の痛み、発熱 など
血小板減少 鼻血、歯茎からの出血、皮下出血、出血が止まりにくい など
難聴 耳鳴り、声や音が聞き取りにくい
多形紅斑 発疹・水ぶくれ、発熱、関節痛

参照:医薬品医療機器総合機構(患者向医薬品ガイド)

体調に異変を感じたらすぐにラシックスの服用を止め、病院を受診するようにしましょう。
特に重大な副作用が出た場合は迅速な対応が必要です。

低カリウム血症に要注意

低カリウム血症に注意
ラシックスを含むいくつかの利尿剤を服用した際、低カリウム血症という副作用が現れることがあります。

カリウムとは
ミネラルの一種で、神経伝達や筋肉の動きなどを支える電解質です。
血圧を下げる作用があり、逆の作用を持つナトリウム(塩分)と一定のバランスを保っています。

ラシックスによってカリウムの再吸収が抑制されると、体内のカリウムは不足状態に陥り、電解質のバランスが崩れてしまいます
これが低カリウム血症です。

血液中のカリウムが著しく不足すると、筋力低下や痙攣(けいれん)、稀に麻痺といった症状が現れます
不整脈など重篤な症状が起こるケースも報告されているため、早期対応が肝心です。

副作用を招いてしまうNG行為とは

ラシックスは本来、病気によるむくみを改善するために処方される医薬品です。
用法・用量を守らずに飲んでしまうと、強い副作用が出てしまう恐れがあります。

医師による指示がない限り、連日服用する行為はとても危険です。
上記で述べた低カリウム血症などの副作用を始め、腎機能障害の発症などに繋がります。

正しい服用方法については「必読!ラシックスの正しい飲み方を知ってる?」をご覧ください。

ラシックスと併用してはいけない医薬品は?

ラシックスには併用禁忌薬がないとされていました。
しかし2019年7月よりデスモプレシン酢酸塩水和物(男性の夜尿症治療薬)との併用が禁止されています。

また、併用する場合に注意な医薬品は以下の通りです。

ラシックスの併用注意薬
昇圧アミン ツボクラリン β−遮断剤
ACE阻害剤 アミノグリコシド系抗生物質 シスプラチン
ジギタリス剤 糖質副腎皮質ホルモン剤 糖尿病用剤
SGLT2阻害剤 リチウム(炭酸リチウム) サリチル酸誘導体
非ステロイド性消炎鎮痛剤 尿酸排泄促進剤 カルバマゼピン
強心剤 シクロスポリン V2-受容体拮抗剤

これらの併用注意薬はラシックスの利尿作用・降圧作用を増強させる恐れがあり、慎重に服用しなければ重篤な副作用を招きかねません。

病気治療中により服用中の薬があるという人は、かかりつけの医師に相談することをおすすめします。

服用厳禁!ラシックスを飲めない人

ラシックスを服用してはいけない人
併用禁忌・併用注意薬を服用していない場合であっても、ある条件に当てはまる人はラシックスの服用に注意しなければいけません。

ラシックスの服用が禁止
・無尿
・肝性昏睡
・体内のナトリウム・カリウムが明らかに減少している
・スルホンアミド誘導体に過敏症の既往歴がある
ラシックスの服用に注意
・重い腎臓病や肝臓病の患者
・糖尿病
・痛風
・高齢者
・妊娠中、または授乳中の女性
・小児、乳児 など

該当する場合は自己判断でラシックスを服用せず、必ず医師に相談するようにしましょう。