ラシックスは利尿剤?効果について詳しく解説します

ラシックスは利尿剤?効果について詳しく解説します

ラシックスは主に病気治療のために処方されていて、むくみ解消に適した医薬品です。
日本の医療機関でも扱われているので知っている人も多いかもしれません。

この記事ではラシックスの効果について詳しく解説していきます。

むくみ解消のメカニズムについて知りたい方はぜひご覧ください。

ラシックスってどんな薬?

ラシックスは1962年、ドイツの製薬メーカーであるヘキスト社(現フランスのサノフィ社)によって開発されました。
販売が開始されたのは1965年のことです。日本ではフロセミド錠という名称で知られています。

利尿効果があるラシックスは、病気によって体がむくんでいる場合に処方されることが多い薬です。

ラシックスが処方される病気
・高血圧症
・腎性高血圧症
・肝性浮腫/心性浮腫/腎性浮腫
・悪性高血圧
・うっ血性心不全
・尿路結石の排出促進

ラシックスの効果について

ラシックスが持つ効果について説明するためには、尿が作られる仕組みを理解しておく必要があります。
尿が作られる仕組み
血液は細胞に酸素や栄養を届ける働きがあるのですが、循環するうちに老廃物が溜まっていきます。それを濾過(ろか)して綺麗にするのが腎臓の役目です。

血液が腎臓でフィルターにかけられる際、電解質や必要な水分は再び体へ吸収されます
そして綺麗になった血液は血管へ戻され、老廃物を含む余分な水分が尿管へ送られます。
これが尿ができるまでの流れです。

これを踏まえた上でラシックスの利尿作用について解説していきます。

有効成分とその働き

ラシックスはループ利尿薬に分類される医薬品で、利尿剤の中でも特に強い利尿作用を持っています。

ループ利尿薬とは
尿細管がループ状に曲がった部分(ヘンレ係蹄上行脚髄質部)に作用する薬を指します。
利尿剤の中では特に強い作用を持っているため、扱いには十分な注意が必要です。

ラシックスの作用
ラシックスの有効成分フロセミドは尿細管(腎臓の組織)に作用します。塩分や水分の再吸収を抑制することで、多くの尿が作られるのです

むくみは血液中の水分量が多くなってしまうことで起こります。
つまりラシックスによって尿がたくさん作られれば、不要な水分を体の外に排出することができるというわけです。

効果の作用時間は最大6時間ほど
利尿剤の中では短時間型ですが、夜間の頻尿などを防げるため、比較的飲みやすい薬として知られています。

ラシックスには降圧作用もある!

塩分を摂りすぎると血中の塩分濃度が高くなります。
するとバランスを一定に保とうとする体の働きによって体内の水分量も必然的に増え、結果的に血液量の増加に繋がります。

血液量が増えれば心臓のポンプ機能が大きくなり、血圧が高くなってしまうのです。

ラシックスによって余分な塩分や水分が排出されれば、血液量が増えることもなく、血圧は下がります

ラシックスが高血圧患者に処方されるのは、こうした降圧作用を持つためです。

女性特有のむくみにも効果的!

ラシックスは女性のむくみにも効く
女性の中には生理前になると全身がむくみやすくなるという人がいます。個人差はありますが、生理の4~5日前になるとむくみによる体重増加が起こることも。
これは月経によって増える女性ホルモンの影響で、病気というわけではありません

また、女性は男性に比べて筋肉量が少なく、血流が滞りやすくなっています。血行不良もむくみの原因となるため、冷え性やむくみに悩まされる人が多いのです。

ラシックスはこうした女性のむくみ改善にも効果があります。
婦人科(レディースクリニック)などでは生理前のむくみ改善のため、ラシックスが処方されることも珍しくありません。

ダイエット目的での服用は避けるべき

本来は病気の治療に用いられるラシックスですが、中にはダイエット目的で服用する人も多くなりました

むくんでいる時は体の水分量が普通よりも多い状態です。
ラシックスによって余分な水分が排出されれば、見た目もスッキリしますし、体重も減少します。

サプリメントよりも直接的な効果が得られるため、一見すると優れたダイエットアイテムのように感じられます。

しかし痩せるためだけにラシックスを服用するのはおすすめしません
なぜならラシックスはれっきとした医薬品であり、強い利尿作用がある分副作用が出るリスクも高いからです。

あくまでもむくみを解消する目的で服用するものなので、体重を減らすためのダイエットには向きません。