Windows Vistaへの対応策と実例報告
2007年1月30日にコンシューマ向けの販売が開始されたMicrosoft社の最新OS「Windows Vista」。XPの後継ということもあり、導入する方も多いと思います。ここはVistaに乗り換えても「レッドストーン」が動作するのかどうかを検証したページです。
- Windows Vistaの公式ページ
http://www.microsoft.com/japan/windows/products/windowsvista/default.mspx
日本公式の見解では「起動・動作が可能である事が確認」されているようです。パッチファイルの配布など今後の対応を待ち、慎重な方は導入を控えるのも一つの方法です。
動作事例
製品版Vista Ultimate 32bit版をインストールした私の環境(以下の表)では、レッドストーンの動作を確認しました。以下は個人の検証で、動作を保証するものでもありません。参考程度に。
CPU |
Core2 Duo E6400 |
|---|---|
メモリ |
DDR677 1GB×2 |
MBチップセット |
i975X |
ビデオ |
ATI RADEON X1950Pro 256MB |
サウンド |
オンボード (始めに入るマイクロソフトのディフォルト・ドライバ以外を入れると音が出ない不具合があった) |
HDD |
Barracuda 7200.10 320GB |
対応策
β2、RC1、RC2、製品版ともクライアントのインストールで引っかかることはありませんでした。OSチェックはされていないようなのでインストールはまず問題ないです。標準のファイヤウォールで、該当プログラムを許可する手順はXP同様です。
- レッドストーンをすると「正規のWindows Vistaではありません....」と出る
- 日本語チャットが行えない場合の対処方法
- クライアントが動作しない場合
- Vista対応ドライバを入れる
- Vista 64bit版での動作
- ユーザーアカウント制御のこと
- パフォーマンスが低下する場合
- 何をやっても動かない場合の切り札
レッドストーンをすると「正規のWindows Vistaではありません....」と出る
ちゃんとライセンス認証しているのにレッドストーンを終了すると、「正規のWindows Vistaではありません....」というメッセージが出て機能制限がかかる問題があります。実は私も同様の現象に悩まされていたので調べてみたところ、マイクロソフトサポートでページを見つけました。
やはりレッドストーンに付属しているゲームガードが原因のようです。今のところレッドストーンクライアントをアンインストールするしか方法が無いみたいです。解決にはVista側が対応するか、ゲームガード側が対応する必要があります。
Vista正規品を使用していれば、上記のエラーメッセージが表示されてもライセンスに違反することはありません。面倒くさいですが再起動してプレイするしかないようです。
日本語チャットが行えない場合の対処方法
チャットで全角/半角英数字に固定されてしまって、日本語入力ができない不具合があるようです。
画面右下のIMEのツールバーから「Microsoft IME のプロパティ」を開き、「編集操作」のタブで「キーの設定」を現在のものと違いものに変更してみます。この方法で改善されない場合は以下のマイクロソフトサポートを参考にしてみてください。
- 日本語キーボードとして認識されない場合の対処方法
http://support.microsoft.com/kb/929924/ja
クライアントが動作しない場合
インストールが成功してレッドストーンが起動しない場合、以下の方法を試すと動く場合があります。まず「RED STONE」のアイコンを右クリックし以下のダイアログを表示させます。

互換性のタブで「互換モード」でWindows XPを選択してみる。下の「特権レベル」のチェックボックスをオンにしてみる。私の環境では「特権レベル」のチェックボックスをオンにしただけで正常動作しました。互換モードを使用するとかえって不安定になったと報告もあるので、いろいろいじってみると良いかもしれません。
Vista対応ドライバを入れる
動作に重要なのは、ビデオカードとサウンドデイバスのVista対応ドライバの導入です。現在は対応ドライバも各社出そろってリリースされています。自身の使用しているデイバスを確信した上で導入してみてください。
ビデオ
- AMD(旧ATI)
- VIDIA
- S3 Graphics
- Matrox Graphics
- Intel (オンボードビデオの場合)
サウンド
Vista 64bit版での動作
そのプログラムが32bitか64bitアプリケーションかどうかはインストールする時点で自動的に判別され、32bit(x84)専用のProgram Fileフォルダにインストールされます。通常の手順でセットアップすれば問題ありませんが、インストール先のフォルダをProgram File(x86)以外に指定しないようにします。

ユーザーアカウント制御のこと
クライアントを起動しようとすると「このプログラムの動作を許可しますか」といったダイアログボックスが表示されますが、これは「許可する」とクリックして大丈夫です。

Vistaにはセキュリティ強化の一環でユーザーアカウント制御(UAC)という機能が付いています。いちいち確認するのは「うざい」という場合は、[コントロールパネル]→[ユーザーアカウントと家族のための安全設定]→[ユーザーアカウント]から[ユーザーアカウント制御の有効化または無効化]で設定できますがセキュリティを犠牲にします。どちらのメリットを取るかは自己判断で。
パフォーマンスが低下する場合
正常に起動しゲームをプレイできる状態にあっても、何か引っかかり(動作が重いなど)を感じる場合、VistaのグラフィカルインターフェイスをOFFにする事で解消されるかもしれません。[コントロールパネル]→[デスクトップのカスタマイズ]より半透明処理などを無効にすることができます。
ガジェットを追加できるサイドバーもかなりのメモリを使用します。Vistaのメモリ使用量は500M前後、レッドストーンは300M弱使用します。物理メモリが十分でない場合、なるべく要らないサービスを停止した方がよいです。
何をやっても動かない場合の切り札
最上位エディションのVista Ultimateは特権として、Microsoft Virtual PCを無料で使うことができます。これはOSエミュレート・ソフトウェアで、Vista上のウィンドウ内でXPや2000、98を動かすことができます。(インストールにはその正規ディスクが必要)

OSエミュレータはXP以前の環境をほぼ完全に実現できるため、何をやっても動かない場合の最終兵器として有効です。(マシンパワーは相当必要ですが)
最後に
個人的な意見ですが、Windows VistaはXPの後継ということもあり、互換性はとても優れていると思います。レッドストーン以外のアプリケーションも私個人の環境ではすべて正常に動作しています。今後、更にチューンアップやフェードバックの反映などが行われ、プラットフォームの標準となる日も近いのではないでしょうか。
